社交不安障害にはどんな薬を使いますか?
抗うつ薬や抗不安薬が使われることが多いですが、抗不安薬に対しては副作用の観点から連用は望ましくありません。
標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)が推奨されています。脳内のセロトニンという気分に関係する物質のバランスを整える薬で、不安や緊張をやわらげる効果があります。
対症療法として、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬が処方されることもありますが、依存性や副作用の観点から、長期に連用するのは望ましくありません。
認知行動療法や、苦手な場面に少しずつ慣れていく「エクスポージャー(曝露療法)」などの心理療法と薬物療法を組み合わせて治療を行うこともあります。これらの治療は、医師や専門のカウンセラーと一緒に進めることが大切です。
個々の患者さんに合った治療法は、症状の程度や体質によって異なるため、気になる症状がある場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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