イライラする感じがある
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更新日:2024/05/13
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イライラする感じがあるという症状について「ユビー」でわかること
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「イライラする感じがある」はどんな症状ですか?
イライラする感じがあるとは
「イライラする感じがある」に関連する主の病気には、睡眠障害(不眠症)、アルツハイマー型認知症(Alzheimer型認知症)、多動性障害などがあります。
「イライラする感じがある」に関連する症状はありますか?
「イライラする感じがある」のQ&A
- A.
病的に「イライラする」とは、些細なことでイライラしてしまい、本人や周囲が困難を感じている状態です。
解説イライラするとは、些細な刺激に反応しやすい、怒りっぽいということです。
ストレスに感じる出来事が起こると、誰でもイライラすることはありますので、イライラすることがすべて病気というわけではありません。
ただ、些細なことでイライラしやすい、行動に移してしまって問題になるといった場合は、症状としてのイライラかもしれません。
例えば、- 自分の思い通りにことが進まないと、大きな声で怒ったり、手が出たりする
- 認知症の方が怒っていてケアを拒否する
ような場合です。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016.
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). 2022, American Psychiatric Association Publishing. - A.
チェックリストはありませんが、日常生活に影響があるような場合には積極的に受診するのがよいでしょう。
解説イライラの症状は、さまざまな病気でみられることがあるので、受診の基準のためのチェックリストというのはありません。
ただ、以下の場合には、精神科を受診することで助けになることがあります。- イライラしてしまうことによる本人の苦痛が強い
- 仕事や学校などの社会活動や、他者との関係において問題が起こっている
- イライラしてしまうことで、仕事や学業に支障が生じている
- イライラのほかに、以下の症状がみられる
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016.
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). 2022, American Psychiatric Association Publishing. - A.
意味もなくイライラが続く場合や日常生活に影響があるような場合には、精神科の受診を検討しましょう。月経周期と関係がある場合などは婦人科の受診も検討してください。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るイライラの原因によって、何科を受診するかが異なってきます。
月経前に周期的にイライラする場合や、50歳前後の更年期の女性の場合には、女性ホルモンの影響で精神的に不安定になっている可能性があります。婦人科の受診も検討しましょう。
高齢者の方で、認知機能の低下がある場合は、家庭医や脳神経内科医に相談するのがよいでしょう。
明らかな原因がないのにイライラしてしまう場合や、日常生活に影響がある場合には、精神科を受診しましょう。 - A.
深呼吸や瞑想によって、症状が改善することがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る薬物療法などに加えて、自分でできる対処法としては、以下のようなものが挙げられます。
認知行動療法
イライラしやすい思考のクセに気づく、行動パターンを変える、などの方法があります。
通常、専門家の指導のもとで行いますが、疲れているとイライラしやすいですので、セルフケアも重要です。マインドフルネス
深呼吸や瞑想などを通じて、呼吸や身体の感覚に注意を向けると、イライラが収まってくることがあります。
- A.
イライラの原因がはっきりしている場合には、できるだけその原因を避けるようにしましょう。難しい場合には薬を利用することもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るイライラしてしまう明らかな原因があり、避けることができる場合は、原因に対処することを試みてみましょう。
例えば、身体の病気の一症状の場合は、治療によって改善することがあります。
原因がはっきりしない場合や、イライラする原因が取り除けない場合、精神疾患の影響が大きい場合は、薬物療法や認知行動療法が有効な場合もあります。環境調整
職場の人間関係や業務内容に関するものなど、イライラする特定の原因がある場合、転職や異動など、環境を変えることで改善が見込めます。
薬物療法
抗精神病薬や抗不安薬が効果的なことがあります。うつ病でイライラしやすい場合は、抗うつ薬でうつが改善されれば、イライラも起こりにくくなることがあります。
また、月経前にイライラしやすく婦人科の病気が考えられる場合には、低用量ピルの服用などにより、症状が緩和されることがあります。認知行動療法
物事のとらえ方、自身の物事に対する反応パターン、行動を変えることで、イライラしにくくなったり、イライラしても長引きにくくなったりします。
- A.
さまざまな環境の変化によるホルモンの乱れや、精神的な病気が原因として考えられます。
解説20代になると、就職や恋愛・結婚に伴う環境の変化などのストレスが増えます。また女性は、妊娠出産に伴うホルモンの変化が大きい時期となりますし、月経に伴うイライラの症状に悩まされている方も多いです。
環境の変化
学生から社会人になると、求められる責任のレベルや、上司・同僚・顧客など、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーション能力が求められます。うまくいかない場合にイライラしてしまうことがあるかもしれません。
また、恋愛や結婚において、生活スタイルが変化することがあります。妊娠出産を経験される方も多く、ホルモンバランスの変化が大きい時期です。パーソナリティー障害
感情が不安定で、衝動性のコントロールがうまくできず、イライラしやすいことがあります。アルコールなどの乱用や、自傷行為、摂食障害を伴うことがあります。
月経前不快気分障害
月経開始前最終週に、
などから、少なくとも5つの症状が認められ、月経開始数日以内に軽快するときに診断されることがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016.
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). 2022, American Psychiatric Association Publishing. - A.
うつ病の症状のひとつとして、周囲の人にイライラしやすくなることがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るうつ病でイライラして、攻撃的になってしまうことはあります。
周りの人への気遣いで、家の外では感情を出すことを抑えているけれども、その反動で家族には攻撃的になることはあります。
うつ病では、落ち込んだり意欲が低下したりするだけでなく、イライラするという症状があるということも、周りの方が理解できるとよいでしょう。 - A.
男性の更年期障害のひとつの症状として、イライラしてしまうことがあります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る男性にも更年期障害がみられることがあります。男性の更年期の症状として、イライラしてしまうことはあります。
加齢に伴う男性ホルモンの低下に、心理的ストレスなど複数の要因が重なって起こることが多いとされています。メタボリックシンドロームとの関連も指摘されています。
検査としては、血中遊離テストステロンの値を調べます。
男性においてアンドロゲンはさまざまな機能を担っているため、アンドロゲンが低下すると、- 筋肉量や筋力の低下
- 性機能の低下
メンタル面では、
- 認知機能特に記憶力の低下
- 抑うつ気分
- 不安感
- イライラ
などがみられることがあります。
日常生活に影響がある場合には、泌尿器科を受診しましょう。治療としては、テストステロン補充療法(Testosterone replacement therapy: TRT)の効果が報告されています。
適応としては、更年期症状を有する40歳以上の男性で、テストステロンの値が低下している場合となります。 - A.
パーソナリティー障害などで感情が不安定になっている可能性が考えられます。
解説家族以外にはイライラしないけれども、家族にイライラしてしまう場合、場面や相手によってコントロールできているという意味では、誰にでもイライラしてしまう場合よりは、症状が軽いと言えるかもしれません。
イライラしてしまう場合、以下のような病気の可能性があります。うつ病
うつ病では、自分の身体や頭が思ったように働かないため、イライラしてしまうことがあります。また、神経が過敏になり、ささいなことでイライラしやすくなることもあります。家の外ではイライラを出さないように抑え込んでいる場合、家族に対して出てしまうことがあるかもしれません。
双極性障害
双極性障害の躁状態では、些細なことでイライラしやすくなることがあります。やりたいことが妨げられると、怒りっぽくなることもあります。家の外では陽気にふるまっていても、家族には反動でイライラする、取り繕いきれずイライラする、ということがあるかもしれません。
認知症
認知症でパーソナリティーが変化してイライラしやすくなったり、物盗られ妄想から家族や介護者に対して、敵意を持ったりすることがあります。
パーソナリティー障害
感情が不安定で、衝動性のコントロールがうまくできず、イライラしやすいことがあります。アルコールなどの乱用や、自傷行為もみられることがあります。愛着やトラウマなどの家庭内の問題を抱えている場合は、特に家族とうまくいかないということがあるかもしれません。
月経前不快気分障害
月経開始前最終週に、
などから、少なくとも5つの症状が認められ、月経開始数日以内に軽快するときに診断されることがあります。
更年期障害
更年期には、些細なことでイライラするなどの情緒の不安定さと、気持ちが落ちたり、意欲が低下したりする抑うつ症状がみられることがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016.
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). 2022, American Psychiatric Association Publishing. - A.
主に精神的な病気が考えられます。また、女性の場合は月経前症候群などでイライラしてしまうこともあります。
解説普段ならイライラしないようなことに反応してしまう場合には、下記のような病気によって、イライラしやすい症状が出ている可能性があります。
双極性障害
双極性障害の、特に躁病エピソードにおいて、気分が高揚し、怒りっぽくなることがあります。そのほか、睡眠時間が短くなる、よく喋る、注意が散漫になるなどの行動の変化もみられます。
うつ病
うつ病では、気分が落ち込むだけではなく、怒りっぽくなることもあります。楽しいと思う気持ちが減ったり、眠れなかったり、眠りすぎたり、疲れやすかったり、自分に価値がないと考えたり、集中力が落ちたり、死ぬことについて考えたり、という症状を伴うことがあります。
神経発達症
自閉スペクトラム症や注意欠如多動症を持つ人は、物事のとらえ方や反応が多数派の人と異なることがあり、生きづらさを抱えていることがあります。ストレスを感じやすく、イライラしやすいこともあるでしょう。
認知症
もともとは穏やかだった方が、認知症で怒りっぽくなったり、イライラしやすくなったりすることがあります。
高次脳機能障害
頭部外傷などにより、認知症、パーソナリティーの変化などの精神症状が引き起こされ、イライラしやすくなることがあります。
月経前症候群/月経前気分不快症候群
黄体期に関連して、感情が不安定になったり、イライラしたり、うつになったり、不安になったりという症状がみられます。そのほか、集中困難、倦怠感、食欲の変化、睡眠の変化、乳房の張りなどがみられることもあります。月経が来ると症状は改善します。
更年期障害
更年期とは、閉経前5年、閉経後5年を合わせた10年間を指すことが一般的です。のぼせ(ホットフラッシュ)や発汗、冷え、動悸、疲れやすい、頭痛・肩こり・めまいなどの身体の症状に加えて、イライラしたり気持ちがふさいだりということがみられることがあります。
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンの過剰により、イライラしやすくなることがあります。身体の症状では、体重減少、動悸、息切れ、手の震えなどがみられます。
パーソナリティー障害
認知や行動パターンに偏りがあり、感情が不安定でイライラしやすかったり、衝動をうまく制御することができないことがあります。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見るSadock BJ, Sadock VA, Ruiz P, 井上令一, 四宮 滋子, 田宮 聡.カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5 診断基準の臨床への展開 第 3 版. メディカル・サイエンス・インターナショナル,2016.
American Psychiatric Association. Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition, Text Revision (DSM-5-TR). 2022, American Psychiatric Association Publishing.
金城 光代,金城 紀与史,岸田 直樹.ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第2版.2017,医学書院.
イライラする感じがあるという症状はどんな病気に関連しますか?
イライラする感じがあるという症状について、医師からのよくある質問
- 体のだるさはありますか?
- 夜によく眠れないと感じていますか?
- 食欲がなく、食事量が減っていると感じますか?
- ほとんど毎日疲れているか、なにもやる気がしないような状態ですか?
最新のガイドライン・医療水準を取り込んだデータベースを元に関連する病気・症状を表示しています。以下は本ページで利用しているガイドラインの一例です。
- DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引(日本精神神経学会)
※本ページを参考にして、141,522人のユーザーが症状チェックを行いました。(2023年5月時点の累計)
※約272,147人のユーザー傾向を参考に、本ページの症状コンテンツを制作しています。(集計期間: 2021年5月〜2023年5月)
監修医師
診療科・専門領域
- 内科