急に不安感を感じる病気としては何が考えられますか?
予期せぬ不安発作を繰り返す場合、パニック症の可能性があります。
予期しないパニック発作が繰り返される場合には、パニック症の可能性が考えられます。発作的に生じる不安の場合、自律神経症状などの身体症状自律神経症状などの身体症状(動悸、発汗、震え、息苦しさ、窒息感、胸やお腹の不快感など)や、過呼吸とそれに伴う四肢のしびれやこわばりがしばしば同時に見られます。このように、予期しない急な不安に身体症状を伴う場合、パニック発作・パニック症の可能性が考えられます。
一方で、全般不安症でも不安感の症状が見られることがありますが、こちらは急にというよりは、慢性的に見られることが多いです。
また、アルコールやカフェインなどの使用や離脱に伴って、急な不安感が起こることもあります。ただし、不安感の理由がアルコールやカフェインなのか、あるいはパニック症などの病気が原因なのかを見分けることはしばしば困難です。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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