不安障害をすぐ治す方法はありますか?
すぐ治すのは難しいかもしれませんので、腰を据えて治療に取り組みましょう。不安をすぐにやわらげるような薬やアルコールへの依存は危険です。
不安症/不安障害の標準的な治療としては、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(selective serotonin reuptake inhibitor; SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(serotonin norepinephrine reuptake inhibitor; SNRI)が推奨されていますが、これらの薬は飲めばすぐに効果が現れるものではありません。
通常、数週間飲み続けることで少しずつ効果が感じられます。
不安症/不安障害のさまざまな症状に対して、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬が用いられることがあり、比較的すぐに効果を感じられる方もいらっしゃいますが、依存性などの副作用を考慮すると、長期にわたり常用する薬ではありません。
不安症/不安障害をすぐに治そうという期待はいったん置いておいて、”急がば回れ”の気持ちで、薬物治療やカウンセリングに取り組む、規則正しい生活や睡眠をしっかりとるなどの生活習慣に気をつけ、腰を据えて治療に取り組みましょう。
不安障害について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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