不安障害と心配性の違いは何ですか?
不安に伴う症状が激しい場合などに不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。心配性は診断名ではありません。
不安はすべての人が体験するものであり、不安そのものが病気というわけではありません。危険を知らせて警戒を促し、人が脅威に対処するための策を講じられるようにするためのものでもあります。その人に警告して、危険に先んずるような確かな行動を遂行させることで、傷つくのを防いでくれます。
不安の体験には、動悸や発汗などの生理的なものと、緊張や怯えを意識することの2種類の要素があります。
- 不安に伴う反応が激しい
- 脅威がない状況でもまた不安になることについて心配する
- 不安を引き起こす状況を避けるような行動をとる
などの場合には、不安障害(不安症)の診断がつく場合があります。
”心配性”は診断名ではありませんが、ささいな脅威でも不安が引き起こされやすい人を指す場合があるでしょう。
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最終更新日:
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
忘れっぽさや不安、背中の痛みの原因を知りたいです。ストレスや低血圧の可能性などはあるのでしょうか?
3年前、職場の人間関係や忙しさからくるストレスで、不満や気分の落ち込み、イライラがひどくなりました。仕事を休むことはありませんでしたが、ミスが増え、忘れっぽくなり、余裕がない状態でした。 2年前、人間関係が大分改善され、元気が出てきて、仕事が楽しいと感じるようになりましたが、忘れっぽさは続いていました。昨年からは仕事のミスもなくなり、元の状態に戻りつつありますが、ちょっとしたことで気分が落ち込みやすくなっています。また、理由もなく急にドキドキと不安や緊張を感じることがあります。 さらに、夜中に理由もなく目が覚め、その後30分以内に再び眠れるものの、熟睡感がありません。特に辛いのは、朝起きると背中が痛むことです。軽い痛みの時もあれば、こりのような痛みとだるさが強い時もあります。低血圧の影響かもしれませんが、これまで受診したことがなかったので、どのような状態なのか相談したいと思っています。
30代 / 女性
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職場など大勢の集まる場所に行くと緊張してしまうのですが、改善方法はありますか?
最近、職場など大勢の人が集まる場所に行くと緊張してしまうことがあり、不安を感じています。 ライブや街中など、特に関係性を築く必要のない赤の他人の集まりでは、そこまで緊張することはありません。 一方で、職場など、今後も関係を続けていかなければならない場所では、強い緊張感に襲われてしまいます。話しかけられた時は笑顔で応対できますが、自分から相手に話しかけることができず、その結果、誤解されてしまうこともあります。 このような状況に悩んでおり、どうすれば改善できるのかアドバイスをいただけると幸いです。
30代 / 女性
医師の回答を見る
(参考文献)
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