緊張型頭痛
頭痛には、慢性頭痛である片頭痛や群発頭痛など様々な種類があり、 その中で最も多くの割合を占めるのが、肩こりがひどくて、頭痛もズキズキするような「緊張型頭痛」と言われています。具体的にどんな症状で、どんな人がやりやすいのか解説しています。
亀田総合病院 脳神経内科
原瀬 翔平 監修
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頭の周囲の筋肉が緊張することで起こるとされる頭痛です。一般的に最もよく見られる頭痛です。
ストレスや不安を抱えている人や、デスクワークに従事する人がなりやすいです。若い人や女性に比較的多いとされます。
重大な病気に発展することはありませんが、頭痛が起こる頻度や頭痛の程度が増す可能性があります。
特定の食べ物や飲み物が緊張型頭痛の症状を緩和させるという科学的な証拠はありません。
現段階で明確な証拠はありませんが、症状を改善させる可能性があります。
緊張型頭痛は、適切な治療によって症状の軽減が期待できますが、症状が完全に消失するケースは少ないです。
年間で180回以上頭痛が現れます。
はい。ストレスと関係があります。
症状について
「頭の両側が締めつけられるような頭痛」と表現されることが多いです。
肩こりや倦怠感を伴うことがあります。
片頭痛と症状が似ており、しばしば区別が難しいです。
緊張型頭痛に対して、コーヒーは逆効果になる可能性があります。
夕方になると毎日頭痛がする場合、緊張型頭痛の可能性があります。
緊張型頭痛で吐き気がする場合には、すぐに医療機関を受診してください。
はい。片側だけに症状がみられることはあります。
受診について
診断について
検査について
治療について
痛み止めを使った治療が多いですが、症状が軽ければ、必ずしも薬物療法は必要ではありません。
ストレスを避けることが最も大切です。肥満や運動不足、喫煙の習慣などがあれば、それらの改善を目指しましょう。
ストレス解消や運動、姿勢の改善は効果的です。身体を温めてコリをほぐし、筋肉の緊張を取り除くことも大切です。
ロキソニンやカロナールなどの痛み止めが効果的ですが、薬の使い過ぎには注意しましょう。
緊張型頭痛にマッサージやストレッチは効果がありますが、すべての方に効果があるとは限りません。
薬について
(参考文献)
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