重度の緊張型頭痛とはどのようなものですか?
年間で180回以上頭痛が現れます。
重度の緊張型頭痛とは、慢性緊張型頭痛のことを指します。これは、年間180回以上の頻度で頭痛が生じる状態で、日常生活に大きな影響を及ぼします。
緊張型頭痛は慢性的な頭痛を生じる病気で、痛みは数十分から数日間持続します。一般的に、痛みは両側に出現し、締めつけられるような痛みが現れます。
緊張型頭痛は、症状の持続期間や頻度によって、3つのタイプに分けられます。それぞれのタイプの特徴を以下に示します。
稀発反復性緊張型頭痛
- 頻度:年間1~11回の頻度で生じる頭痛が3ヶ月以上持続します。
- 頭痛以外の症状:悪心・嘔吐はなく、光や音に対して過敏になることがあります(光過敏、音過敏)が、光と音の両方に過敏になることはありません。
頻発反復性緊張型頭痛
- 頻度:年間12~179回の頻度で生じる頭痛が3ヶ月以上持続します。
- 頭痛以外の症状:悪心・嘔吐はありません。光過敏、音過敏が生じることがありますが、両方現れることはありません。
慢性緊張型頭痛
- 頻度:年間180回以上の頻度で頭痛が生じます。
- 頭痛以外の症状:光過敏、音過敏、軽い悪心・嘔吐がみられることがありますが、3つの中のひとつのみしかみられません。
慢性緊張型頭痛は症状の出現頻度が高いため、治療薬の乱用がみられることがあります。症状の出現頻度が高い場合には、自己判断で服用量を増やさず、まずは医師に相談するようにしましょう。
病気の特長や治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
東京頭痛クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
(参考文献)
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