五月病とは、どのような病気でしょうか?
五月病とは、主に5月ごろに生じる心身の不調を指し、適応障害や抑うつ状態などと関連すると考えられています。
五月病とは、主に5月ごろに生じる心身の不調を指す、日本ならではの俗称です。
もともとは、大学入学後の学生に無気力状態や抑うつ状態が多く見られていたことから、使われるようになりました。医学的には、適応障害、抑うつ状態、燃え尽き症候群などとの関連が考えられます。
4月に入学、入社、異動など何らかの環境変化があり、その環境変化に十分適応できない場合や入試等で燃え尽きた場合などに生じやすいと考えられています。
五月病の主な症状
五月病の主な症状は以下の通りです。
抑うつ状態
- 落ち込む
- 興味が失われる
- やる気が出ない
など
思考力の低下
など
不適応
- 今の環境(大学・仕事・人間関係)になじめない
- 面白くない
- つらい
など
五月病かもと思ったら
適応障害、うつ病、燃え尽き症候群など、投薬や心理療法、休職や休学などの対応を要する病気の可能性があります。また、五月病かと思いきや、実は内分泌疾患(ホルモンに関する病気)などの病気の症状という場合も考えられます。
学生であれば校医や保健室のカウンセラー、社会人で産業医のいる職場にお勤めであれば、産業医に相談しましょう。校医や産業医から勧められた場合、あるいは不在の場合は、お近くの内科、心療内科、精神科などを受診しましょう。病院の予約がすぐに取れないこともありますので、耐えられないほど具合が悪くなる前に、早めに相談することをおすすめします。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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