適応障害とうつ病の違いを教えてください。
ストレス因から離れると改善する場合に適応障害と診断されやすいですが、初期に区別することは困難です。
適応障害は、明らかなストレス因子(職場や家庭内の状況や、日常的な出来事など)に反応して、うつ状態や不安状態になり、重い苦痛や生活に支障をきたす状態です。
基本的にはストレス因子がなくなれば、症状は軽快すると定義されています。
一方、うつ病の診断基準では、ストレス因子の有無に関係なく、抑うつ気分などの症状が2週間以上のほとんど毎日、一日中現れている場合などと定義されます。
適応障害とうつ病を見分けるのは難しく、例えば仕事が原因で症状が出現した場合、休職などによってストレス因から離れるまでは、ストレス因の有無による症状の変化を観察することができません。
初期の時点では、両方の可能性を考慮しつつ治療をすることになります。
自身の症状が適応障害なのか、うつ病なのか気になる場合、主治医に相談してみましょう。
また、受診に抵抗がある場合は、自宅から気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
こころの港クリニック 京橋・東京駅前 精神科・心療内科
山﨑 龍一 監修
(参考文献)
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