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この病気のQ&A : 23

こつそしょうしょう

骨粗鬆症

「骨粗鬆症」とは、加齢や生活習慣が原因で骨がもろくなった状態のことをいいます。骨粗鬆症を放っておくと、寝たきりにつながるような、背骨や大腿骨の骨折になる危険性が上がります。基本的には薬による治療が推奨されており、合わせて適度な運動や栄養バランスの良い食事をすることも大切です。

山田記念病院 整形外科 整形外科部長

濱畑 智弘 監修

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骨粗鬆症は、どのような薬で治療しますか?

古い骨が分解されるのを防ぐ薬や、新しい骨が出来るのを促す薬などで治療します。飲み薬や注射薬があります。

骨粗鬆症の治療薬にはどのような副作用がありますか?

薬によって副作用の種類が異なります。気持ち悪さや嘔吐、食欲低下などの胃腸症状を起こすことが多いです。

アレンドロン酸ナトリウム(フォサマックⓇ、ボナロンⓇ)では、どのような副作用が見られますか?

食道や口の中、胃、十二指腸などの障害や潰瘍、顎骨壊死(あごの骨の壊死)などがあります。

アレンドロン酸ナトリウム(フォサマックⓇ、ボナロンⓇ)やリセドロン酸ナトリウム(ベネットⓇ、アクトネルⓇ)を飲んだ後、横にならない理由はなんですか?

アレンドロン酸ナトリウムやリセドロン酸ナトリウムは、食道や口内に刺激を与えるため、横になるとこれらの部位に薬が滞留しやすくなり、副作用が起こりやすくなります。

ボナロンⓇ経口ゼリーと錠剤との違いは何ですか? 薬価はそれぞれいくらですか?

アレンドロン酸ナトリウム(ボナロンⓇ)の経口ゼリーと錠剤では、形状が異なります。薬価はボナロン錠5mgが43.1円、ボナロン錠35mgが255円、ボナロン経口ゼリー35mgが668.9円です。

骨粗鬆症治療薬で顎の骨が溶けてしまうリスクを軽減するために、歯科治療など注意すべき点はありますか?

骨粗鬆症治療薬を服用中の歯科処置はリスクがあるため、事前に歯科検査を受け、必要な処置を済ませておくことが重要です。すでに歯科治療中の場合には、骨粗鬆症治療薬の内服や注射は避けた方が良いでしょう。

骨粗鬆症の治療薬であるアレンドロン酸ナトリウム(フォサマックⓇ、ボナロンⓇ)やリセドロン酸ナトリウム(ベネットⓇ、アクトネルⓇ)で、顎の骨が溶ける副作用が生じる割合はそれぞれどれくらいですか?

アレンドロン酸ナトリウムやリセドロン酸ナトリウムの顎骨壊死の発生頻度は、経口薬の場合0.01~0.04%、経口薬投与中に抜歯された場合0.09~0.34%と報告されています。

リセドロン酸ナトリウム(ベネットⓇ、アクトネルⓇ)では、どのような副作用が見られますか?

主な副作用として、食道などの消化管の障害や、顎骨壊死(あごの骨の壊死)、非定型骨折などがあります。

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