骨粗鬆症で身長が縮むことはありますか?
はい、骨密度の低下と骨の脆弱化によって身長が縮むことがあります。
骨粗鬆症で身長が縮むのは、椎体骨折、椎間板の減少、背骨や腰が丸くなることによる姿勢の変化、脊柱後弯症といったことが原因です。いずれも骨密度の低下と骨の脆弱化によって引き起こされる症状です。
また、身長の低下と椎体骨折のリスクについて、
- 2インチ(約5cm)以上の身長低下は、股関節の骨粗鬆症の有意な予測因子である
- 2年間で0.5cm以上の身長低下は、死亡リスクの増加と関連している
と報告されています。
さらに、若いとき(25歳程度)からの身長が4cm以上、閉経後3年間の身長低下が2cm以上あった場合は、椎体骨折の可能性があり、骨粗鬆症を疑うきっかけとしても有用であると考えられます。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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