骨粗鬆症の薬を飲みたくない場合、ほかに治療方法はありますか?

食事療法、運動療法、生活習慣の改善などがありますが、薬物療法も大切です。

解説

骨粗鬆症の治療では、薬物療法以外に食事指導、運動指導、理学療法といった非薬物療法が行われます。

食事療法ではカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを重点的にバランスよく栄養を摂り、運動療法では適度な運動で骨を刺激し、骨密度の増加や維持を図ります。

理学療法は、骨粗鬆症で起こる痛みに有効とされています。また、骨粗鬆症のリスク増加が報告されている喫煙、過度の飲酒などの生活習慣の改善も効果的です。

しかし、これらの非薬物療法だけで十分な効果が得られない場合や、すでに骨折のリスクが高いと判断される場合には、薬物療法の併用が推奨されます。

薬物療法は、骨密度を効果的に高め、骨折リスクを大きく減少させることが期待できます。

重要なのは、ご自身の骨の状態やリスク、そしてライフスタイルなどを考慮し、医師と十分に相談しながら、最適な治療計画を立てることです。

非薬物療法を基本としつつ、必要に応じて薬物療法を組み合わせるなど、個別の状況に合わせたアプローチが大切になります。

自己判断で治療を中断したり、代替医療に頼ったりすることは避け、科学的根拠に基づいた適切な治療を受けましょう。

公開日

最終更新日

富士在宅診療所 一般内科

本間 雄貴 監修

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関連するQ&A

骨粗鬆症とはどのような病気ですか?

骨がもろくなり、骨折しやすくなった状態です。

骨粗鬆症になりやすいのはどのような人ですか?

高齢者ほどなりやすいです。

骨粗鬆症は、どのようにして診断しますか?

①脆弱性骨折があるかないか、②骨密度が若年成人平均値と比べて高いか低いか、の2点で診断します。

骨粗鬆症の基準となる数値を教えてください。

骨密度の値がYAMの70%以下になると骨粗鬆症です。

骨粗鬆症では、どのような治療を行いますか?

飲み薬や注射薬を用いて治療を行います。生活習慣の改善も骨折のリスクを下げるために重要です。

骨粗鬆症は、どのような薬で治療しますか?

古い骨が分解されるのを防ぐ薬や、新しい骨が出来るのを促す薬などで治療します。飲み薬や注射薬があります。

骨粗鬆症の治療効果はどのようにして評価しますか?

骨密度の測定や骨代謝マーカーという血液検査で評価します。

骨密度を高めるのに効果的な運動はありますか?

ウォーキングや筋力トレーニングはおすすめです。

骨粗鬆症に良い食べ物はありますか?

カルシウムやビタミンD、Kを含む食事がおすすめされます。

骨粗鬆症を放置するとどうなりますか?

骨折のリスクおよびそれによる寝たきりになるリスクが高まります。

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