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この病気のQ&A : 17件
腰痛
同義語
腰の痛み
「腰痛」とは、体の後ろ側の、肋骨より下からお尻までの範囲に生じる痛みを指します。腰痛はさまざまな病気によって生じる症状であり、痛みの感じ方も「ズキンズキン」「ジンジン」「ビリビリ」「チクチク」などさまざまな表現をされます。ズシッとした重い感覚や、筋肉が張っているような感じがすることもあります。日常生活上の原因には体重、飲酒、喫煙、運動不足、心理的ストレス、腰への負担などが考えられます。今までに感じたことがないような痛みであれば、一度医療機関を受診するようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
腰痛について、知りたいことを選択してください
症状について
病気について
腰痛の原因として、どのような病気が考えられますか?
腰(脊椎)自体に原因がある場合と、腰以外が原因の場合があり、後者には病気のほかストレス等の心理的要因も含まれます。
腰痛を引き起こす日常生活上の原因としては何が考えられますか?
体重、飲酒、喫煙、運動不足、心理的ストレス、腰に負荷がかかる職業などが原因として考えられます。
腰痛の原因となる病気のうち、特に注意すべきものには何がありますか?
内臓や血管の病気、悪性腫瘍(がん)、細菌感染症、骨折には注意が必要です。
腰痛の原因として、腰部脊柱管狭窄症の可能性はありますか?
50歳以上の方で、背筋を伸ばして立ったり歩いたりすると足のしびれや痛みで歩きづらくなるようなら、可能性があります。
腰痛の原因として、腰椎椎間板ヘルニアの可能性はありますか?
腰以外にもお尻や太ももの裏・すねにも痛みやしびれがある場合、腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
ぎっくり腰の場合、病院に行く目安はありますか?
まずは安静にして、2~3時間で症状が改善してきたら少しずつ動いてみましょう。立ち上がるなどの動作が難しければ、整形外科を受診しましょう。
女性特有の腰痛はどのように生じますか?
代表的な病気に、月経困難症(生理痛)や妊娠中の腰痛があります。いずれも女性ホルモンや子宮周囲の構造が原因となります。
受診について
治療について
食事や運動など、日常生活の中でできる対策はありますか?
痩せ過ぎや肥満を避けること、飲酒・喫煙を控えること、週3日以上運動すること、ストレスを避けることなどが大切です。
腰痛の予防や改善に繋がる体操やストレッチはありますか?
体操によって脊椎(背骨)や背筋の柔軟性や筋力の低下を防ぎ、腰痛を防止したり和らげたりできる可能性があります。
腰が痛い時は温めるべきですか? 冷やすべきですか?
腰を温めると腰痛が緩和されることがあります。ただし、打撲や運動後の背筋の痛みなどは冷やすほうがよい場合があります。
腰痛の予防や改善に繋がる運動や筋トレはありますか?
急性の腰痛では、運動は慎重に行う必要があります。慢性の腰痛では、水泳や太極拳などの運動が予防や治療に効果的とされています。
腰痛がよくならない場合はどうしたらよいですか?
医療機関を受診して、腰痛の原因を詳しく調べてもらう必要があります。
薬について
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