寝ると腰が痛くて起きると治る場合、何が考えられますか?
マットレスや枕などの寝具を変更したほうがよい場合もあります。
一般的な腰痛の原因には、椎間板(腰の骨と骨の間のクッション)や脊柱管(神経の通り道)の異常があります。
これらの部位にかかる力の向きや大きさは、姿勢によって変わるため、寝ているときよりも起き上がっているときのほうが楽だと感じる方もいます。
それぞれの病気の代表例は、以下の通りです。
- 椎間板の異常:椎間板ヘルニア
- 脊柱管の異常:脊柱管狭窄症
椎間板ヘルニアでは、腰を丸めると痛みが出やすいことが多いです。一方で、脊柱管狭窄症では背中を丸めたほうが楽な場合が多いです。
マットレスが柔らかすぎると腰が丸まりやすく、硬すぎると腰が丸まりにくいといったように、寝具による腰への悪影響が、寝ているときの腰痛の原因になっている可能性も考えられます。
また、寝ている際に同じ姿勢を取り続けることも腰痛の原因となります。自然に寝返りを打てる固さのマットレスや、自然な高さの枕を選ぶことで、腰痛が改善することもあります。
気になる症状がある場合には、かかりつけ医に相談しましょう。
また、場合によっては、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
腰痛
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ