急な腰痛として、ぎっくり腰以外に何がありますか?
代表的な病気には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症がありますが、ほかにもさまざまな病気の可能性があります。
急な腰痛を起こす原因となる病気は、多くの場合は腰のまわりに原因があります。この中でも、原因がはっきりとわかっていない段階が急性腰痛症(=ぎっくり腰)と呼ばれます。
一方で、MRI検査などの画像検査を行うことで、はっきりした原因がわかる場合もあります。
代表的な病気には、椎間板ヘルニアや変形性腰椎症、脊柱管狭窄症などがあります。
頻度が少ないものも合わせると、ほかにもさまざまな病気の可能性があり、細菌感染症である化膿性椎間板炎や、骨折の一種である腰椎圧迫骨折、悪性腫瘍などの場合も否定はできません。
また、腰そのものに原因がなくても、急な腰痛を生じる場合があります。一般的な病気には、腎盂腎炎や尿路結石といった腎臓の病気や膵炎などがあります。
急性腰痛症では、通常2~3日である程度の症状の改善がみられます。なかなかよくならない腰の痛みがあれば診察を受けましょう。
また、痛みでほとんど動けないような場合、足のしびれや発熱など、ほかの症状もみられる場合は、他の病気の可能性も考えて早めに病院を受診しましょう。
場合によっては、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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