尿路結石

尿の通り道（尿路）のどこかに石ができる病気です。血尿や下腹部の痛み、頻尿といった様々な症状を引き起こします。

自然に石が放出されることもありますが、腎機能が悪くなっていく可能性もあります。

中高年の方や男性の方が比較的なりやすいです。生活習慣や遺伝的な要因も影響します。

食生活や、遺伝などによって、若くても尿路結石ができるリスクはあります。

無症状のこともありますが、背中や脇腹の激しい痛み、吐き気、尿に血が混じる等の多彩な症状が見られます。

たくさんありますが、発作時の急激な痛みは、大動脈解離や急性膵炎（すいえん）などの痛みに匹敵します。

痛みや血尿などの自覚症状がある時は、我慢せずに受診しましょう。

腎盂や尿管が急に伸ばされたり伸ばされ続けたりすることによって、強い痛みをもたらす刺激が生じます。

尿検査のほかに超音波検査、レントゲン検査、CT検査などを用いて診断します。

尿検査や画像検査（超音波検査、レントゲン検査、CT検査など）を行います。

泌尿器科が主な診療科です。痛みがひどい時は救急外来の受診もご検討ください。

発作による痛みがある時には痛み止めを使います。その後は結石の状況によって内科的もしくは外科的な治療を行います。

まずは対症療法で症状を抑えつつ自然排石を待ちます。どうしても排石されない場合は外科的な治療も検討します。

麦茶などシュウ酸の少ない水分がおすすめです。また、カルシウムを多く含む食品を少し多めに食べることもおすすめです。

侵襲的な治療をしなくてもよい場合があります。一度泌尿器科で相談しましょう。

治療の種類によっては、一時的な血尿などの合併症が生じるリスクがあります。

飲んでもよいですが、飲み過ぎには注意しましょう。

食べてもよいですが、食べ過ぎには注意しましょう。

結石の大きさや場所次第ですが、薬物療法等で出やすくなることがあります。

完治するまでの期間は、数日～数ヶ月と幅があり、結石の位置や量、大きさ、治療の種類によって異なります。

痛みがある場合は、痛み止めの坐薬か内服薬が推奨され、血尿がある場合は水分補給することが推奨されます。

結石は再発しやすいので、一度泌尿器科を受診しましょう。

対症療法薬として鎮痛薬を使います。石を出しやすくする内服薬を使用することもあります。

結石の種類によっては、服薬の継続が必要になることがあります。

我慢せずに担当の先生に相談しましょう。痛み止めの量や種類の変更、尿管ステントなどの治療法を検討できます。