尿路結石を早く出す方法は?石が大きいとどうなる?手術することはある?
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尿路結石を早く体外に出す方法はありますか?
尿路結石を早く体外に出す方法はありますか?
結石の大きさや場所次第ですが、薬物療法等で出やすくなることがあります。
尿路結石は、結石のできた場所によって上部尿路結石(腎結石、尿路結石)と下部尿路結石(膀胱結石、尿道結石)に分けられます。結石を早く出す方法は、結石の種類によって少々異なります。
上部尿路結石(腎結石、尿管結石)の場合
結石が小さい場合は、薬物療法等によって自然に排石される可能性が高まることがあると報告されています。その他、運動が効果的であるとの報告もありますが、一般的ではありません。
1ヶ月程度で石が出ない場合、侵襲的な処置(手術など体に傷をつける形で行う治療)をするほうがよい可能性もありますので、泌尿器科に受診しましょう。
下部尿路結石の場合
結石が膀胱にあるか尿道にあるかによってとるべき対応が変わってきます。
膀胱結石
前立腺肥大症や神経因性膀胱を合併しているケースが多く、侵襲的な処置や薬物療法が必要になることがあります。泌尿器科を受診しましょう。
尿道結石
結石の状態によっては自然に排石されることもありますが、侵襲的な処置が必要になることもあります。泌尿器科を受診しましょう。
尿路結石が大きいとどうなりますか?
尿路結石が大きいとどうなりますか?
尿路結石が大きいと、自然に排出されにくく、様々な問題を起こす可能性があります。
尿路結石が大きくなると、自然に排出されることが難しくなり、尿路感染症になりやすくなることや、結石の場所によっては腎機能や排尿機能に影響を及ぼします。
【腎臓や尿管に大きな結石がある場合】
腎臓から膀胱までの尿の通り道が詰まりやすくなり、腎臓に尿がたまる水腎症(すいじんしょう)が起きやすくなります。また、結石に細菌が繁殖しやすくなり、発熱を伴う腎盂腎炎(じんうじんえん)などの尿路感染症を繰り返し起こす原因にもなります。水腎症や腎盂腎炎を繰り返すと徐々に腎機能が低下することが多いです。特に急速な症状をきたさないこともあるので、治療に関しては、年齢や他の持病、結石の大きさをもとに手術で治療するか判断されます。
【膀胱や尿道に大きな結石がある場合】
膀胱に刺激を与えて、頻尿や排尿時の痛みなどの症状が慢性的に続くことがあります。また、尿の出口につまり、尿が出しにくい、尿が出ない(尿閉)といった症状を急に来たすことがあります。
尿路結石で手術することはありますか?
尿路結石で手術することはありますか?
はい、尿路結石の治療として手術が必要になることはよくあります。
尿路結石の治療において、手術が必要となることは珍しくありません。主に次のような場合に、手術が検討されます。
- 結石が大きい場合:10㎜を超える結石は自然に排出されにくいです。
- 痛みがひどい、または感染症を繰り返すなど、症状が強く保存的な治療ではコントロールできない場合
- 結石が尿の通り道を塞ぎ、腎臓の機能に悪影響が出ている場合
- 一定期間(約1か月)経過しても自然に結石が排出されない場合
主な手術方法には、次のようなものがあります。
尿管ステント留置術
尿道から内視鏡を入れて膀胱から腎臓までシリコン製のチューブ(ステント)を入れて尿の流れを確保する方法です。炎症がある時や痛みが強い場合などに手術ができる状態にするために行われます。しばらく留置すると尿管が拡張するため、手術の際に尿管が狭くて器具が入らない場合にも使用されることがあります。
腎瘻造設術
体表から腎盂(腎臓でできた尿が集められる場所)にシリコン製のチューブを通して尿の流れを確保する方法です。結石が尿管にはまり込んでいる場合など、尿管ステントを留置できない場合に行うことがあります。
体外衝撃波砕石術(ESWL)
体の外から衝撃波を当てて結石を砕く方法です。入院期間が短くて済むことが多いですが、効果がない場合や結石が十分に砕けない場合も多いため、すべての方に有効とは限りません。
経尿道的腎尿管砕石術(TUL/URS)
尿道から細い内視鏡を挿入し、レーザーなどで結石を砕いて取り出す方法です。
経皮的腎尿管砕石術(PNL/PCNL)
背中から腎臓に直接細い管を通し、内視鏡で見ながら砕石機やレーザーを使用して結石を砕いて取り出す方法で、大きな腎結石などに用いられます。
内視鏡併用腎内手術(ECIRS/TAP)
PNL/PCNLとTUL/URSを同時に行う方法で、より複雑な結石に対して有効です。
膀胱結石破砕術
尿道から膀胱に内視鏡を挿入し、破砕機やレーザーなどで結石を砕いて取り出す方法です。
3割負担の場合の手術にかかる金額だけは下記の通りです。ただし尿路結石は個人差があり、一度で破砕で着ない場合も多いく、手術に関連して合併症も起きる可能性があります。ベッド代食事代なども掛かるため実際の金額はより高額になると考えられます。適宜医療費控除や高額療養費制度などを利用することはできるので、実際の負担額は受診されている窓口で伺ってください。
- 尿管ステント留置術 10,200円
- 腎瘻造設術 41,580円
- 体外衝撃波砕石術(ESWL) 57,900円
- 経尿道的腎尿管砕石術(TUL/URS) 66,810円
- 経皮的腎尿管砕石術(PNL/PCNL) 98,400円
- 内視鏡併用腎内手術(ECIRS/TAP) 120,000~135,000円
- 膀胱結石破砕術 31,500円
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編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
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医師執筆/監修
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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