過活動膀胱
「過活動膀胱」とは、膀胱の尿を溜める機能が正常に働かなくなる病気で、膀胱につながる神経の異常や前立腺の病気などが原因です。頻繁にトイレに行きたくなったり、急な尿意などが主な症状で、排尿のトレーニング・薬・簡単な手術で治療ができます。過活動膀胱の症状で日常生活に影響がある場合は、泌尿器科を受診しましょう。
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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主に行動療法と内服薬による治療を行います。場合によっては、その他の治療も組み合わせます。
膀胱に内視鏡を入れ、膀胱に直接筋肉を緩める薬を注射する治療法です。
3~5日以内に症状が改善し始めることが多いです。
カフェインの入ったコーヒーなどの飲料は控えていただくと症状が軽減する可能性があります。
早ければ、治療開始から2週間程度で症状が軽減しますが、原因や重症度などによっては、治療しても3ヶ月以上改善しないこともあります。
個々の状態に合った薬物療法や手術などがあります。
膀胱訓練と骨盤底筋訓練は、過活動膀胱症状の軽減に有効です。
薬について
症状や原因によっては、内服薬以外の治療法もありますので、泌尿器科にご相談ください。
β3作動薬や抗コリン薬等の内服薬を主に使用します。
多少ありますが、効果には個人差があります。
牛車腎気丸などが処方される場合があります。
薬 : コハク酸ソリフェナシン(ベシケアⓇ)について
コハク酸ソリフェナシン(ベシケアⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
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(参考文献)
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