ストレスが原因で過活動膀胱になりますか?
一般的ではありませんが、ストレスが何らかのメカニズムで過活動膀胱の症状を起こす可能性はあります。
今のところ、一般的にストレスが過活動膀胱の直接的な原因とは言われておらず、ストレスによって過活動膀胱のような症状が生じている場合は、心因性頻尿の可能性があります。
その場合は、夜間頻尿の症状が出ないことが一般的です。ただし、過活動膀胱の原因は多岐にわたり、原因が不明なものも多く存在します。
尿意は、膀胱と脳を繋ぐ神経系の異常によって変化することが考えられ、ストレスが脳に変化を与えることを考えると、ストレスによって過活動膀胱が起こることは十分に考えられるでしょう。
ストレスによって、過活動膀胱の症状が変化することは動物実験や観察研究で報告されており、今後の研究次第では、新たな治療の選択肢になる可能性もあります。
公開日:
最終更新日:
東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会.日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会編.過活動膀胱診療ガイドライン 第3版. リッチヒルメディカル,2022.
Yunliang Gao. The Effect of Chronic Psychological Stress on Lower Urinary Tract Function: An Animal Model Perspective. Frontiers in physiology. 2022, 13
William S Reynolds et al. The biopsychosocial impacts of anxiety on overactive bladder in women. Neurourol Urodyn. 2023, 42, p.778-784.
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