過活動膀胱がある人はコーヒーを控えた方がよいですか?

カフェインの入ったコーヒーなどの飲料は控えていただくと症状が軽減する可能性があります。

解説

過活動膀胱の症状がある方は、カフェインの入ったコーヒーや紅茶、ソフトドリンクを控えることで下記のような過活動膀胱の症状が減ると言われます。

  • 急に我慢できないほどの強い尿意を催すこと(尿意切迫感)
  • 尿の回数が多いこと(頻尿
  • 夜間も起きて排尿のためにトイレに行くこと(夜間頻尿)
  • 尿漏れ(尿失禁)

水分の制限も過活動膀胱の症状改善には効果がありますが、制限し過ぎると特に高齢の方などは便秘にもなるため、水分の摂り過ぎに注意すればよいです。
しかし、コーヒーの習慣的な摂取によって、多彩な効果が報告されています。
死亡率や糖尿病になる確率が減るという報告がありますが、デカフェコーヒーやカフェインレスコーヒーに変更しても、同様の効果が見られます。
過活動膀胱の症状をお持ちの方が症状改善を望んでいる場合は、コーヒーを飲まれる際にデカフェコーヒーやカフェインレスコーヒーに変更し、カフェインの摂取量を制限することは選択肢のひとつとして有効と考えられています。

公開日

最終更新日

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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(参考文献)

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