腰部脊柱管狭窄症と診断されていますが、痛みや疲れが悪化しています。今後の治療方針について相談させてください。
40代・女性のご相談
腰部脊柱管狭窄症と診断されました。現在、立ち仕事をしており、腰の痛みが気になっています。お薬をいくつか処方されていますが、痛みや疲れが診断後よりも増しているように感じています。特に、脚が上げにくくなり、階段の下りや段差に弱くなってきているため、今後の治療について不安を感じています。
医師からは軽度であるとの見立てを受けていますが、症状が改善されないことに不安を感じています。精神科・心療内科の治療も受けており、うつ病の薬も服用しています。アレルギーもあるため、治療の選択肢が限られているのかもしれません。
具体的なアドバイスをいただけると助かります。どのようにすれば症状が改善されるのか、また不安を軽減する方法があれば教えていただきたいです。どうかよろしくお願い致します。
腰部脊柱管狭窄症と診断されて治療を受けているのに、痛みや疲れが増して階段を下りるのが辛くなってきたんですね。医師から「軽度」と言われて不安が残っているとのこと、お気持ちお察しします。
【考えられる原因】
腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中の神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛や足のしびれ、痛みが起こる病気です。歩くと症状が悪化し、休むと楽になることもあります。
現在、いくつかの薬を処方されていますが、効果は人によって異なることがあります。症状が悪化している原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 病気の進行
- 薬の量が合っていない
- 他の病気が関係している
【次のステップ】
1. 専門医の受診
- 今の治療に納得がいかない場合や症状が悪化している場合は、他の整形外科医、特に脊椎の専門医に相談してみるのも一つの方法です。
- 必要であれば、MRIなどの詳しい検査を受けることをお勧めします。
- 専門医による診察と検査で、より正確な診断と治療法が見つかるかもしれません。
2. 薬の見直し
- 現在の薬について医師と相談し、必要に応じて種類や量を調整することが考えられます。
- 副作用が疑われる場合は、薬を変えることも検討されます。
3. リハビリ
- 理学療法士によるリハビリは、腰痛や足のしびれ、痛みの改善に役立ちます。
- ストレッチや筋力トレーニング、姿勢の指導を受けることで、腰への負担を減らし、神経の圧迫を和らげます。
4. 装具の使用
- コルセットなどの装具は、腰を安定させて痛みを軽減する効果があります。
- ただし、長く使いすぎると筋肉が弱ることもあるので、医師の指示に従って使いましょう。
5. 日常生活での注意
- 同じ姿勢を長時間続けないようにし、こまめに休憩を取りましょう。
- 重いものを持つときは、腰を曲げずに膝と股関節を使って持ち上げるようにしましょう。
- 適度な運動を心がけ、腰周りの筋肉を鍛えましょう。
【まとめ】
症状が悪化している場合は、他の整形外科を受診したり、MRIを受けることで、適切な検査と治療を受けることが大切です。薬やリハビリ、装具を組み合わせて、痛みを和らげ、日常生活をより快適に過ごせるようにしましょう。どうぞお大事になさってください。
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