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腰痛の予防や改善に繋がる体操やストレッチはありますか?
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
体操によって脊椎(背骨)や背筋の柔軟性や筋力の低下を防ぎ、腰痛を防止したり和らげたりできる可能性があります。
解説
腰痛にはさまざまな原因がありますが、実際にははっきりと原因を特定できないケースも多くあります。
これらは「非特異的腰痛」と呼ばれ、骨や内臓、血管などの病気とは区別されます。
非特異的腰痛の場合、脊椎(背骨)や背筋の柔軟性や筋力の低下が、腰痛のなりやすさや回復の遅さ、慢性化に繋がることがあります。
これらを予防する効果的な体操の一つとして、東京大学 22世紀医療センターでは「これだけ体操」を提案しています。
「これだけ体操」のやり方は以下のとおりです。
デスクワークや荷物の持ち上げ作業が多い人向け
膝を伸ばして骨盤を前方へ押しつつ、ゆっくり息を吐きながら体を後ろに反らす(約3秒間)
立ち仕事が多く、長く歩く人向け
椅子に座り、息を吐きながらゆっくり背中を丸めて床を見る(約3秒間)
腰の左右で「きつい側」がある人向け
壁に横向きに肩の高さで手をついて、逆の手できつい側から腰を押し込んで、ゆっくり息を吐きながら腰を「くの字」にそらす(約5秒間)
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(参考文献)
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食事や運動など、日常生活の中でできる対策はありますか?
痩せ過ぎや肥満を避けること、飲酒・喫煙を控えること、週3日以上運動すること、ストレスを避けることなどが大切です。
ぎっくり腰の再発を予防するにはどうしたらよいですか?
「適切な運動療法」と「労働環境の改善」が再発予防に重要と考えられています。
ぎっくり腰の場合、主にどのような治療をしますか?
痛み止めを服用し、無理のない程度に普段通りに過ごしましょう。多くの場合1~2週間で自然に回復します。痛みが強い場合には、硬膜外ブロックや神経ブロックなどの治療を行います。
腰痛がよくならない場合はどうしたらよいですか?
医療機関を受診して、腰痛の原因を詳しく調べてもらう必要があります。
急に足がしびれてきた場合、どのような病気が考えられますか?
脳梗塞や脳出血のような脳の病気、脊髄や末梢神経が圧迫される病気などが考えられます。
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