腰痛の予防や改善に繋がる運動や筋トレはありますか?
急性の腰痛では、運動は慎重に行う必要があります。慢性の腰痛では、水泳や太極拳などの運動が予防や治療に効果的とされています。
腰痛は、始まった時期によって急性(4週間未満)の腰痛と慢性(3か月以上続く)の腰痛に分類されます。
また、急性と慢性の間の腰痛は、亜急性の腰痛と呼ぶこともあります。
腰痛の種類によって、運動をどのように行えばよいかが異なるため注意が必要です。
急性の腰痛の場合
急性の腰痛は、内臓や血管の病気や骨折などの可能性が0ではありません。
この場合、運動がかえって病気の悪化に繋がることがあるため、運動を行う際は慎重を期する必要があります。
医師の診察を受けたうえで判断することが望ましいです。
慢性の腰痛の場合
慢性の腰痛では、運動による治療効果が期待されます。
ただし、どの運動の治療効果が高いかはまだはっきりと分かっていません。
なるべく週3回以上の運動が望ましいとされるため、継続しやすい運動を選ぶとよいでしょう。
米国医師会の臨床実践ガイドラインでは、腰痛改善が期待できる運動として、水泳や太極拳、ヨガが挙げられています。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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