お酒やタバコは骨粗鬆症に影響がありますか?
はい。過度の飲酒と喫煙は、骨粗鬆症の危険因子とされています。
過度の飲酒と喫煙は、どちらも骨粗鬆症の危険因子とされています。
多量のアルコール摂取は腸管のカルシウム吸収抑制・尿中への排泄促進作用があるだけでなく、肝臓でのビタミンDの活性化を妨げるなど、複数のメカニズムで骨粗鬆症のリスクを高めます。
一般的に、1日あたりの純アルコール摂取量が男性で30g以上、女性で20g以上の場合、過度の飲酒と考えられます(日本酒換算で男性は1.5合以上、女性は1合以上、ビール500ml換算で男性は3本以上、女性は2本以上が目安となりますが、個人差や他の健康状態によって影響は異なります)。適度な飲酒でも長期的な影響は不明であり、注意が必要です。
また、喫煙には腸管のカルシウム吸収抑制・尿中への排泄促進作用に加えて、骨形成を担う骨芽細胞の活動を抑制したり、エストロゲン分泌を低下させる作用があります。
よって、喫煙者も非喫煙者に比べて骨粗鬆症リスクが高くなると報告されています。また、受動喫煙も同様に骨粗鬆症のリスクを高める可能性があります。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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