骨粗鬆症の治療では、注射は使用しますか?
治療薬の中には注射するタイプのものもあります。高価であること、使用可能な期間が決まっているものが多いです。
骨粗鬆症の治療で用いる薬の多くは、骨密度の低下を防ぐことを目的とした薬です。
この中には注射薬もいくつかあります。飲み薬に比べて高価になります。
骨の新陳代謝のバランスが崩れることで骨の量が減ってしまった状態が骨粗鬆症です。
特に多いのは、加齢とともに骨の分解ばかり進むようになってしまう状態です。この分解の作用を抑える薬が、骨粗鬆症の治療でよく用いられます。
ほとんどの場合は飲み薬ですが、どうしても定期的に飲むことが出来ない方や、より高い効果を期待する場合に注射薬を用いる場合があり、月に1回や、半年に1回使用するタイプのものがあります。
骨の量を増やすためには、新しい骨を作ることも重要です。
注射薬にはこれを促すものがあり、毎日1回や、週に1~2回使用するタイプのものがあります。骨密度が高くなる効果が期待できるものの、合計で2年間までしか使用できないという特徴があります。
また、骨が分解されるのを防ぎつつ、新しい骨が出来るのも促す注射薬もあります。
骨の新陳代謝に必要な二つの要素を同時に解決することが期待できる薬で、骨折のリスクが非常に高い方に用いられます。
この薬は1月に1回の使用で、合計12ヶ月までしか使用できないという特徴があります。
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最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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