骨粗鬆症の薬はいつまで飲む必要がありますか?
患者さん1人ひとりの状況によって判断されますが、数か月、年単位で長期的な管理が行われるでしょう。
骨粗鬆症の薬物治療の期間は、患者さん1人ひとりの状況によって判断されます。
治療薬には、ビスフォスフォネート製剤、ビタミンD製剤、SERM製剤、抗RANKL抗体、PTH製剤といったものがあります。いずれも一般的に効果が表れるまでには数ヶ月以上かかるため長期的な管理が必要です。
特に、治療の際に最初に投与されることの多いビスフォスフォネート製剤には、投与期間の上限や休薬期間(ドラッグホリデー)の検討が行われることがあります。
これは、一部のビスフォスフォネート製剤において、長期投与によりまれに顎骨壊死や非定型大腿骨骨折といった副作用のリスクが上昇する可能性があるためです。
治療効果や副作用のリスクなどを総合的に評価し、個々の患者さんの状況に合わせて投与継続、休薬、または他の薬剤への変更が検討されます。
治療によって骨密度が改善した場合でも、骨粗鬆症が完全に治癒するわけではないため、多くの場合、なんらかの形で治療を継続することが推奨されます。
治療の継続、休薬、再開、薬剤の変更などの判断は、骨密度や骨折リスクの変化、副作用の有無などを定期的に評価し、患者さんと医師が十分に相談した上で決定されます。
ご自身の判断で薬を中止したり、量を変更したりすることは非常に危険ですので、必ず医師の指示に従ってください。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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