骨粗鬆症の基準となる数値を教えてください。

骨密度がYAM(若年成人平均値)の70%以下が主な基準とされています。

骨粗鬆症の診断では、骨密度検査の結果を用いて判定します。ここでは、骨密度検査で使用されるYAM値の意味や具体的な数値基準について解説します。

骨粗鬆症の診断基準となるYAM値とは

YAM(Young Adult Mean)値とは、若い世代(腰椎では20〜44歳、大腿骨では20〜29歳)の骨密度の平均値のことです。骨粗鬆症の診断では、このYAM値を100%として、自分の骨密度がその何%にあたるかで判定します。(原発性骨粗鬆症の診断基準 2012年度改訂版)

骨粗鬆症と診断される一般的な骨密度の数値

一般的には、骨密度検査でYAM値が 70%以下で骨粗鬆症と診断されます(原発性骨粗鬆症の診断基準 2012年度改訂版)。また、YAM値が70〜80%の場合は「骨量減少」とされ、骨粗鬆症の一歩手前の状態にあたります(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版)。

骨粗鬆症と脆弱性骨折の関係

脆弱性骨折とは、立った高さ程度での転倒など、比較的軽い力で起こる骨折のことです。背骨(椎体)や太ももの付け根(大腿骨近位部)の脆弱性骨折を起こした方は、骨密度検査の結果にかかわらず骨粗鬆症と診断されます。それ以外の部位の脆弱性骨折がある方は、骨密度がYAMの 80%未満で骨粗鬆症と診断されます(原発性骨粗鬆症の診断基準 2012年度改訂版)。

骨粗鬆症の検査

骨密度の測定は、腰椎や大腿骨近位部で行うことがより望ましいとされます(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版)。
骨粗鬆症は自覚症状に乏しく、骨がもろくなることで気がつかないうちに背骨の骨折(椎体圧迫骨折)を起こすこともある病気です。背骨に骨折を起こした方は、骨密度の検査結果にかかわらず骨粗鬆症の治療を開始することが望ましいため、長引く腰痛がある方は一度レントゲン検査を受けて、骨折の有無を確認してもらうようにしましょう。

骨粗鬆症が疑われるときは

健康診断などで骨密度の低下を指摘された場合や、軽い衝撃で骨折した経験がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。一度低下した骨密度を回復させるのは簡単ではない場合もあるため、骨粗鬆症は早期に対応することが大切な病気です。

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