骨粗鬆症で食べてはいけないものはありますか?
絶対に食べてはいけないものはありませんが、リンの多い加工食品や食塩、カフェイン飲料、アルコールの摂り過ぎはカルシウムの吸収・排泄に影響するため注意が必要です。
骨粗鬆症で避けるべき食品・飲み物とは
骨粗鬆症の予防や治療においては、特定の食品を「絶対に食べてはいけない」わけではありません。しかし、一部の食品や飲み物を過剰に摂ると、骨の健康に悪影響を及ぼすことがあります。
具体的には、カルシウムの吸収を妨げたり、体外への排泄を促したりする食品・飲み物の摂り過ぎに注意することが重要です(厚生労働省 健康日本21アクション支援システム)。
リンを多く含む加工食品
リンはカルシウムと結合しやすく、摂り過ぎると腸でのカルシウム吸収を妨げることがあります。リンはさまざまな食品に含まれていますが、特に以下のような加工食品に多く含まれています。
- インスタント麺やカップ麺
- スナック菓子
- 加工肉(ハム・ソーセージなど)
- 清涼飲料水
これらの食品に含まれる食品添加物(リン酸塩)がリンの過剰摂取につながりやすいため、日常的に大量に摂ることは避けるのが望ましいとされています。
食塩・カフェイン・アルコールの関係
食塩を摂り過ぎると、腎臓でナトリウムとともにカルシウムも尿中に排泄されやすくなります。日々の食事で減塩を意識することが骨の健康維持に役立ちます。
カフェインを多く含むコーヒーや紅茶などの飲み物には利尿作用があり、カルシウムの尿中排泄を促すことがあります(厚生労働省 健康日本21アクション支援システム)。適度な量であれば大きな問題にはなりにくいですが、1日に何杯も飲む習慣がある方は注意が必要です。
アルコールにも利尿作用があり、カルシウムの排泄を促進します。また、過度の飲酒は転倒・骨折のリスクを高めることも知られています(厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」)。
同ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める飲酒量として、純アルコール量で1日あたり男性40g以上、女性20g以上を示しています。純アルコール量20gの目安は、ビール中びん1本(500mL)や日本酒1合(180mL)程度です。
食事で気をつけるポイント
上記のようなカルシウムの吸収や保持を妨げる食品・飲み物の過剰摂取を避けつつ、バランスのよい食事を心がけることが大切です。食事だけでなく生活習慣全体を見直すことが骨の健康につながります。気になる症状がある場合は、早めに医療機関への受診をご検討ください。
骨粗鬆症について、特に知りたいことは何ですか?
利用規約とプライバシーポリシーに同意のうえ、もっとも当てはまる項目を選択してください。
骨粗鬆症について、気になる症状はありますか?
もっとも当てはまる項目を選択してください。
(参考文献)
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版. ライフサイエンス出版2015
藤井 紘子.“骨粗鬆症の予防のための食生活”.健康日本21アクション支援システム.https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-02-007,(参照 2026-08-07).
西宮市健康増進課.“骨粗しょう症について”.西宮市ホームページ.https://www.nishi.or.jp/kenko/hokenjojoho/kenkozukuri/kenkouzukuri/kotusosyousyou.html,(参照 2026-08-07).
厚生労働省.“健康に配慮した飲酒に関するガイドライン”..https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37908.html,(参照 2026-08-07).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
公開日:
最終更新日:
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
Q作成
医師執筆/監修
QAレビュー
公開
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです
