アレンドロン酸ナトリウム(フォサマックⓇ、ボナロンⓇ)では、どのような副作用が見られますか?
食道や口の中、胃、十二指腸などの障害や潰瘍、顎骨壊死(あごの骨の壊死)などがあります。
アレンドロン酸ナトリウムでは、以下のような副作用が報告されています。
使用中は、これらの副作用の発現に十分注意する必要があります。
重大な副作用
- 食道・口腔内障害(※1)
- 胃・十二指腸障害(※2)
- 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
- 低カルシウム血症(0.2%)
- 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群(いずれも頻度不明)(※3)
- 顎骨壊死・顎骨骨髄炎(頻度不明)
- 外耳道骨壊死(頻度不明)
- 大腿骨の非定型骨折(頻度不明)
その他報告されている副作用(頻度:1~5%未満のもの)
- 嘔気、胃痛・心窩部痛、胃不快感・胃重感・腹部不快感
- 肝機能異常(肝臓の検査数値上昇)
口内や食道などへの副作用を防ぐため、起床してすぐにコップ1杯の水(約180mL)とともに服用し、服用後少なくとも30分は横にならないでください。
お薬を噛んだり、口の中で溶かすことも避けてください。
その他にも気になる症状があれば、すぐに医師・薬剤師へご連絡ください。
※1 食道障害[食道穿孔(頻度不明)、食道狭窄(頻度不明)、食道潰瘍(0.04%)、食道炎(0.2%)、食道びらん(頻度不明)]、口腔内潰瘍(頻度不明)
※2 (出血性)胃・十二指腸潰瘍(0.4%)、出血性胃炎(0.02%)
※3 重症な皮膚の障害
公開日:
最終更新日:
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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