プラリアⓇとランマークⓇの違いについて教えてください。

同じ有効成分デノスマブですが、プラリアⓇは骨粗鬆症に6ヶ月ごと、ランマークⓇはがん骨転移に4週間ごと投与と、目的・投与量・間隔が異なります。

解説

プラリアⓇとランマークⓇは、どちらも有効成分としてデノスマブという薬を含んでいますが、使用目的、投与量、投与間隔が異なります。

デノスマブは、RANKLというタンパク質に結合し、破骨細胞の働きを抑えることで、骨の強度を保つ薬です。

プラリアⓇは、主に骨粗鬆症(特に閉経後女性や骨折リスクの高い患者)や、がん治療に伴う骨密度低下の予防に使われます。投与量は60mgで、6ヶ月ごとに皮下注射します。

一方、ランマークⓇは、がんの骨転移による骨関連事象(骨折、脊髄圧迫、放射線治療の必要性など)の予防や、多発性骨髄腫に使われます。投与量は120mgで、4週間ごとに皮下注射します。

このように、プラリアⓇとランマークⓇは、同じ成分を含むものの、治療対象となる病気の進行速度や骨への影響の強さによって、投与量や投与間隔が異なっています。

また、低カルシウム血症や顎骨壊死、皮膚感染症などの副作用は、どちらの薬でも注意が必要です。

公開日

最終更新日

福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長

井林 雄太 監修

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