ランマークⓇの投与期間は、どのように設定されているのでしょうか。
原則4週ごとの継続投与。期間上限は定められず、がんの状態、副作用、全身状態を考慮し医師が判断します。
ランマークⓇの投与期間は、その使用目的や患者さんの状態によって、個別に設定されます。
がんの骨転移に伴う骨関連事象の予防を目的とする場合、通常は120mgを4週間ごとに皮下注射します。この治療は、がんの進行状況や骨転移の状態に応じて継続されます。
明確な最大投与期間は定められていませんが、長期使用におけるリスクとベネフィットを定期的に評価する必要があります。
巨細胞腫などの骨腫瘍の場合も、初回に120mgを1日目、8日目、15日に投与し、その後は4週ごとに投与します。
この場合は、手術前の腫瘍縮小や、手術不能例での長期管理が目的となります。
ランマークⓇの長期使用に伴う副作用としては、低カルシウム血症、顎骨壊死、感染症リスクの増加などが知られています。
これらのリスクを考慮し、定期的な血液検査や歯科検診が推奨されます。
ランマークⓇの中止時には、骨代謝が急激に回復し、「リバウンド現象」による骨折リスクが報告されているため、注意が必要です。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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