プラリアⓇの投与期間は、どのように設定されているのでしょうか。
骨粗鬆症では6ヶ月ごと、がん骨転移では4週間ごとに投与。骨粗鬆症治療で中止時は、骨折リスク軽減のため、他剤への切り替えが推奨されます。
プラリアⓇの投与期間は、その使用目的によって大きく異なります。
骨粗鬆症の治療を目的とする場合、プラリアⓇは6ヶ月ごとに1回皮下注射されます。投与期間に明確な上限は定められていませんが、長期投与が前提となります。
これは、プラリアⓇの投与を中止すると、骨吸収が急激に再活性化し、骨密度が急速に低下し、椎体骨折のリスクが高まることが知られているためです。
そのため、治療を中止する際には、骨折リスクを避けるために、ビスホスホネートなどの他の骨吸収抑制薬への切り替えが推奨されています。
一方、がんの骨転移に伴う骨関連事象の予防を目的とする場合、プラリアⓇは4週間ごとに1回皮下注射されます。
この場合も、投与期間はがんの進行状況や全身状態に応じて継続されますが、長期投与が一般的です。
プラリアⓇの投与期間は、患者さんの状態や治療目的に応じて、医師が慎重に判断します。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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