気管支喘息では造影剤は禁忌なのでしょうか?
必ずしも禁忌ではありませんが、喘息患者さんはアレルギー反応のリスクが高く慎重な対応が必要です。
気管支喘息の患者さんに対して、造影剤の使用は必ずしも禁忌ではありませんが、慎重な判断が必要です。
特に、造影剤(ヨード造影剤)に対するアレルギー反応を起こしやすい喘息患者さんや、過去に造影剤によるアレルギー歴がある場合はリスクが高まります。造影剤が気道の収縮やアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり、重篤な発作につながる可能性があるためです。
喘息患者さんに造影剤を使用する際は、事前にリスクを評価し、必要に応じて予防的にステロイドや抗ヒスタミン薬を投与することがあります。担当医師と十分に相談し、適切な対策を講じることが大切です。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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