気管支喘息で喘鳴が起きる原因を教えてください。
気道の炎症や狭窄により空気が通りにくくなることで生じます。
気管支喘息の主な病態は、気道(空気の通り道)の慢性的な炎症です。
この炎症が長期間続くと、気道でさまざまな変化が起こります。
具体的には、以下のような状態になることで気道が狭くなり、空気が通りにくくなるため、特徴的な喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音)が発生します。
気道の腫れ
炎症によって気道の壁がむくんで厚くなります。
粘液の増加
気道の内側で粘液(痰)がたくさん作られ、気道を塞ぎます。
気管支の収縮
気管支を取り巻く筋肉が縮んで、気道がさらに細くなります。
これらの変化には、好酸球、リンパ球、マスト細胞、好中球など、さまざまな炎症に関わる細胞が関与しています。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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