気管支喘息の症状に倦怠感はありますか?
気管支喘息の症状として、倦怠感(疲労)はよく報告される症状です。
喘息は、咳や胸の圧迫感、息切れ、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという音)などの症状が知られていますが、実は「倦怠感」(だるさや疲れを感じる状態)もよく見られる症状の一つです。
実際、ある研究では、喘息の外来患者さんのうち、約63%の方が重度の倦怠感を経験していると報告されています。
この倦怠感は、喘息の治療目標である症状コントロールや、患者さんの生活の質(Quality of Life)にも大きく影響を与えると指摘されています。
倦怠感は、息切れ、うつ病、不安といった症状と関連があることが示されていますが、肺の機能の低下度や喘息自体の重症度とは、必ずしも関連があるわけではないとされています。
このように、喘息では身体的な症状だけでなく、倦怠感のような見過ごされがちな症状も患者さんの日常生活に影響を与えることがあるため、適切な対処が重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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