喘息に効果のある市販薬はありますか?
一時的に咳を抑える市販薬はありますが、治療の基本となる吸入薬は市販されていません。
基本的には治療の中心は予防・発作ともに吸入薬ですが、吸入薬は市販されていません。
吸入薬を使用しないことは重症化のリスクにもなるため、市販の薬だけで治療を試みることはおすすめできません。
市販薬はあくまでも受診までの症状緩和のための短期間の使用に留め、薬で症状が改善した場合も早めに病院を受診することをおすすめします。
また、もし市販の内服薬を選ばざるを得ない時は、「気管支拡張作用」「抗アレルギー作用」のある薬、漢方薬では柴朴湯(さいぼくとう)や麦門冬湯(ばくもんどうとう)などを選びましょう。
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最終更新日:
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
(参考文献)
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気管支喘息の治療の流れが知りたいです。
気管支の炎症を抑えるための吸入薬や内服薬などを組み合わせた治療をします。生活環境についての指導も行います。
気管支喘息の原因にコロナ後遺症の可能性はありますか?
新型コロナウイルス感染症がきっかけで気管支喘息発作を起こすことはあります。コロナ後遺症でよくある息切れの症状は、気管支喘息とは別物だと考えられています。
主にどのような薬を飲んで気管支喘息の治療をしますか?
炎症やアレルギーを抑えたり気管支を拡張させる吸入薬・内服薬・皮下注射薬を使用して治療を行います。
医療機関を受診する目安はありますか?
喘鳴(ぜんめい)や息苦しさを感じたら早めに受診しましょう。咳が長引く際も早めの受診をおすすめします。
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咳が出るタイミング、痰の色や性質、喘鳴の有無などの症状に加えて、ペットの有無や職業など、アレルゲンとの接触の有無を説明しましょう。
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