気管支喘息が悪化するとどうなりますか?
発作を繰り返し、症状がコントロール不良になり、生活の質が低下することがあります。
喘息のコントロールが不良となり悪化すると、さまざまな状態につながります。
急性増悪(発作)の繰り返し
治療を受けていても、発作が頻繁に起こるようになります。
症状の重症化とコントロール不良
日中や夜間の喘息症状が頻繁に現れ、日常生活や運動が制限されるようになります。通常の治療薬では症状がコントロールしきれない「難治性喘息」となることもあります。
呼吸機能の低下
肺の機能が低下し、努力肺活量や1秒量(FEV1)が予測値の80%未満になるなど、空気の通り道が強く狭くなる状態(気流制限)が見られます。中には、肺機能が急速に低下していくケースも報告されています。
生活の質(QOL)の低下
症状の悪化は、患者さんの生活の質を著しく低下させます。
医療機関受診の増加
重い発作が起き、救急外来への緊急受診や入院が必要になる頻度が増加します。
死亡リスクの上昇
重症な喘息の場合、残念ながら死亡に至るケースも報告されています。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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