重症喘息
「重症喘息」とは、気道に炎症が続き、様々な刺激により発作的に気道が狭くなることを繰り返す病気です。高用量のステロイド薬や抗体製剤の投与が必要で、これらの治療を行っても症状のコントロールが難しい場合があります。症状として咳、痰、息苦しさがあり、夜間や早朝に悪化しやすいです。発作が頻繁に起こる、薬が効かない場合は呼吸器内科やアレルギー科を受診しましょう。発作が起きたら早期治療が重要です。
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
みんなのQ&A
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喘息症状を抑えるために高用量のステロイドなど、複数の薬が必要な難治性の喘息のことです。
喘息が重症化する要因としては、高齢、肥満、非アトピー型であることなどがあります。
重症喘息は、薬を適切に使用しても症状のコントロールが難しい喘息のことです。
正確な患者さん数は不明ですが、日本では少なくとも10万人以上と推定されます。
重症喘息でも適切な治療を受けることで長生きすることは十分可能です。
発熱の原因を特定するために医師の診察を受けましょう。
手持ちの気管支拡張薬があれば吸入し、医療機関を受診してください。
完治することは難しい病気ですが、適切な治療によって日常生活を問題なく過ごすことは可能です。
喘鳴がない場合でも、重症喘息である可能性はあります。
さまざまな症状や合併症が現れ、日常生活に支障をきたし、生命に関わる危険性も高まります。
症状の重篤度と治療への反応に応じて判断されます。
喘息の大発作では、歩行が困難となり、会話が難しくなります。
急性増悪(発作)がコントロールできない場合に死亡することがあります。
重症喘息の咳が治まる時期は、個人の症状の程度や治療の効果に大きく左右されます。
症状について
治療について
受診について
検査について
複数の検査と指標を組み合わせて総合的に判断します。
重症喘息の場合、一般的にFeNOは高値になります。
呼気中の一酸化窒素(NO)濃度を測定する検査のことです。
身体の中で炎症が起こっているかどうか、アレルギー体質の有無やアレルギーの原因などがわかります。
あります。重症喘息の血液検査では、体内の炎症状態や免疫反応のタイプを調べます。
気道に強い炎症や感染が起きている可能性が考えられます。
呼吸機能の状態や喘息の重症度を調べるために行う検査のひとつです。
重症喘息では、スパイロメトリー検査や血液検査などを組み合わせて重症度の評価や治療方針を決定します。
診断について
薬について
(参考文献)
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