重症喘息はどのレベルから入院しますか?
症状の重篤度と治療への反応に応じて判断されます。
重症喘息は、継続的な治療(高用量吸入ステロイド+長時間作用型β2刺激薬など)を行っても症状がコントロールされず、治療中止で悪化する慢性的な状態です。
生物学的製剤などで、症状がコントロールされている場合には入院の対象とはなりません。
一方で以下のような場合には、入院が必要となります。
大人の入院基準
子供の入院基準
- 成人と同様に呼吸困難、喘鳴、低酸素血症などの症状がある場合
- 哺乳不良や活動性の低下がある場合
特に、乳幼児では呼吸状態の変化が急速に進むことがあり、注意が必要です。また、発達障害を抱える小児では、症状の訴えが難しい場合もあるため、周囲の観察が重要になります。
入院期間について
- 大人: 状況により2〜7日程度が一般的ですが、重度の場合は1週間以上入院することもあります。
- 子供: 安定すれば3〜5日で退院可能なケースが多いですが、重症例では長期間(1週間以上)入院が必要となることもあります。
入院中は酸素療法、ステロイドの静脈投与、気道管理が行われ、呼吸機能や症状のモニタリングが行われます。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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