重症喘息で死亡することはありますか?
急性増悪(発作)がコントロールできない場合に死亡することがあります。
重症喘息では、適切な治療が行われない場合や急性増悪(発作)が、コントロールできない場合に死亡することがあります。
特に、強い気道狭窄による呼吸不全が原因となることが一般的です。
喘息による死亡例では、救急対応が遅れたり、発作時に適切な吸入薬が使えなかった場合が多くみられます。
日本における喘息による死亡者数は治療の進歩により大幅に減少しており、2021年には約1,038人とされています。
しかし、重症喘息患者さんでは繰り返される発作が、命に関わるリスクを高めることが指摘されています。
特に過去にICU管理が必要な重度の発作を経験した患者さんは、再発リスクが高いため、早期の医療介入が重要です。
死亡リスクを軽減するためには、発作時の早急な対応策(吸入薬の使用、救急受診)を徹底し、継続的な治療管理が必要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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