重症喘息が悪化するとどうなりますか?
さまざまな症状や合併症が現れ、日常生活に支障をきたし、生命に関わる危険性も高まります。
重症喘息が悪化すると、命に関わる深刻な状態になることがあります。
典型的な症状として、強い息切れ、胸の圧迫感、呼吸困難が挙げられます。
発作が進行すると、呼吸が非常に浅く速くなり、話すことが難しくなる場合があります。
また、重篤な場合には体内に酸素が十分に行き渡らなくなり、唇や爪が青紫色になる「チアノーゼ」がみられることもあります。
さらに、極端な気道狭窄により喘鳴が聞こえなくなる場合もあり、これは緊急事態を示唆します。
治療が遅れると、気道閉塞が進行し、意識障害や呼吸停止に至る危険もあります。
こうした重症例では、救急対応が必要となり、酸素吸入やステロイドの点滴、気管支拡張薬の投与が行われることがあります。
悪化を防ぐためには、喘息の兆候がみられた段階で早期の適切な治療を受けることが非常に重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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