喘息の発作はどの程度から重症喘息となりますか?
喘息の大発作では、歩行が困難となり、会話が難しくなります。
喘息の重症度と発作の重篤度は異なり、重症喘息と重度の喘息発作(大発作、呼吸不全)は明確に区別されます。
重症喘息の定義
重症喘息とは、高用量の吸入ステロイド(ICS)+長時間作用型β2刺激薬(LABA)などの治療を行っても症状がコントロールされず、症状が続く慢性的な状態を指します。
喘息の大発作
喘息の大発作では、急激な症状の悪化によって歩行困難、胸部圧迫感、息切れが起こり、会話も難しくなります。
この場合、SpO₂(血中酸素飽和度)が90%未満、強い努力呼吸、言葉が出せない状態、チアノーゼ(唇や爪が青紫色)などがみられ、命に関わることもあります。
重症喘息患者さんは重度の発作を起こしやすいため、普段からの治療の徹底が重要です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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