重症喘息は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
予防治療薬には吸入ステロイド薬、発作治療薬には吸入β2刺激薬を主に使用します。
喘息の治療薬は、発作を予防するために毎日使用する薬と、発作が起きたときに使用する薬の大きく2種類に分けられます。
予防の治療薬としては、吸入ステロイド薬が最も重要な治療の柱となります。
治療の強度は重症度に応じて4段階に分けられ、症状に合わせて吸入ステロイド薬の増量・減量や、その他の吸入薬・内服薬の併用・増減を行います。
吸入ステロイド薬の副作用には、嗄声(声がれ)、口腔カンジダ症、薬剤刺激による一時的な咳などがあります。
発作の治療薬には、吸入β2刺激薬(気管支拡張薬)を使用します。副作用として手の震え、動悸、頻脈などがあり、また頻度は高くないものの低カリウム血症、高血糖には注意が必要です。
中等度以上の喘息発作の場合、全身性ステロイド薬(内服または注射のステロイド薬)を使用します。ステロイド薬の副作用としては、高血糖、消化管潰瘍、感染症などがあります。
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最終更新日:
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
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