肋骨骨折後の喘息発作と風邪による症状悪化について相談したいです。
80代・男性のご相談
深く息を吸うと胸が痛むため、非常に困っています。肋骨骨折と診断され、現在治療を受けています。高血圧症と気管支喘息の治療も行っており、アレルギーはありません。
40日目に痛みがなくなったためゴルフに行きましたが、5日前から風邪気味で喘息の軽い発作が起こりました。そのため、医師の指示でCT検査を受け、肺に軽い炎症が見つかり、点滴治療を受けました。翌日もゴルフをしましたが、喘息の咳が骨折に影響し、痛みがひどくなり安静にしています。骨折部分の皮膚に500円玉ほどの斑点状の黒い出血痕があります。体温は36.1〜37.0度です。
現在、風邪の処置薬や喘息の常用薬を服用しています。症状が改善しないことや悪化していることが心配です。どのように対処すれば良いか、アドバイスをいただけると助かります。どうぞよろしくお願いします。
ご相談いただきありがとうございます。肋骨の骨折後に咳が出て痛みが増したり、皮膚に変色が見られたりして、不安なお気持ちかと思います。また、軽い喘息の発作や肺の炎症もあるとのことで、点滴治療を受けられたんですね。
まず、現在の状況を整理させていただきます。
- 咳喘息の症状が悪化している
- 肋骨の骨折部分の痛みが強くなっている
- 骨折部分の皮膚に黒いあざができている
このような状態ですので、今後の経過をしっかり見守りながら、適切な対応を考えていきましょう。
そこで、次の3つのことをおすすめします。
- 呼吸器の専門医を受診し、咳喘息の症状について詳しく相談してみましょう。咳が増えると骨折部分に負担がかかるので、治療の調整や痛みの管理についても相談することが大切です。また、皮膚の変色についても診てもらい、必要なら追加の検査を受けると安心です。
- 安静にして、ゴルフなどの運動はしばらく控えましょう。咳や運動で痛みが増すことがあり、治りが遅くなることもあります。骨がしっかり治るまでは、無理をしないようにしましょう。
- 水分をしっかり摂りましょう。咳が続くと喉が乾燥しやすくなります。こまめに水分をとることで、咳が少し楽になることもありますよ。
【まとめ】
肋骨の骨折後に咳喘息が悪化したり、皮膚にあざができたりしている場合は、しっかりと経過を見守ることが大切です。専門医を受診し、医師の指示に従って治療を進めてください。無理をせず、安静を心がけて、回復を優先しましょう。何か気になることがあれば、いつでもご相談くださいね。
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