重症喘息でCRPの数値が高いのはなぜですか？
気道に強い炎症や感染が起きている可能性が考えられます。
重症喘息でCRP値が高くなる理由として、気道に強い炎症や感染が起きている可能性が考えられます。CRPは、体内の炎症の広がりや強さ、治療の効果判定の指標として有用と考えられています。
喘息は、主に気道の炎症が中心となって発症しますが、重症の場合は炎症がより顕著になり、全身性の炎症マーカーであるCRPも上昇することがあります。また、喘息の悪化時にはウイルスや細菌感染の合併が原因で、CRPが高値を示す可能性もあります。
喘息では気道炎症だけでなく、全身に影響する炎症反応が起きていることも少なくありません。喘息そのものだけでなく、肺炎や副鼻腔炎、慢性閉塞性肺疾患（COPD）などの併発症も関わるケースがあります。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
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