喘鳴がない場合でも重症喘息の可能性はありますか?
喘鳴がない場合でも、重症喘息である可能性はあります。
喘鳴(ぜんめい)がない場合でも、重症喘息である可能性はあります。
喘鳴は典型的な喘息の症状ですが、必ずしもすべての患者さんで聴こえるわけではありません。
特に気道が広範囲に狭窄している場合、十分な空気が通らず、逆に音が聴こえにくくなることもあります。
このため、息切れや胸の圧迫感、息苦しさだけを感じるケースもあります。
また、咳の症状が軽い、またはまったくない「咳なし型」喘息や、気道過敏性が強く発作が起きやすいタイプの重症喘息も存在します。
呼吸機能検査やピークフローメーターを用いた評価が診断に重要です。
喘鳴がないからといって軽視せず、症状が続く場合や悪化する場合は、早めに医療機関を受診し、専門医の評価を受けることが推奨されます。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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