重症喘息で注射を打つことはありますか?
重症喘息の治療では、注射による薬剤投与が必要になることがあります。
重症喘息の治療では、注射による薬剤投与が必要になることがあります。
特に、生物学的製剤と呼ばれる最新の治療薬が注射で用いられるケースが増えています。
代表的なものに、
- 抗IgE抗体薬(オマリズマブ)
- 抗IL-5抗体薬(メポリズマブ、ベンラリズマブ)
- 抗IL-4/IL-13抗体薬(デュピルマブ)
- 抗TSLP抗体薬(テゼペルマブ)
などがあります。
これらの薬剤は、気道炎症の原因となる特定の分子を標的にすることで、従来の治療では効果が不十分だった患者さんの症状を改善します。
生物学的製剤は、一般的に1〜2週間から月に1回の頻度で皮下注射されます。
副作用としては、注射部位の腫れや痛み、倦怠感、頭痛などが報告されていますが、重篤な副作用はまれです。
また、重症の発作時にはステロイド薬を静脈注射することもあります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
重症喘息
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ