重症喘息の場合、長生きはできないでしょうか?
重症喘息でも適切な治療を受けることで長生きすることは十分可能です。
重症喘息であっても、適切な治療と生活管理によって十分に長生きすることは可能です。
喘息による死亡率は、吸入ステロイド(ICS)や長時間作用型β2刺激薬(LABA)などの治療法の普及によって、過去数十年で大幅に減少しました。
現在では生物学的製剤(抗IgE抗体、抗IL-5抗体など)の導入により、重症喘息患者さんでも症状コントロールが大幅に向上しています。
重症喘息が直接的に寿命を大きく縮めるとは限りませんが、繰り返される急性増悪(発作)や感染症、長期的なステロイド使用による副作用が健康に影響を及ぼすことがあります。
したがって、専門医の指導のもとで発作を予防し、合併症の管理を行うことが重要です。
生活習慣の改善やアレルゲンの回避も、寿命を延ばすための大切な要素です。
最新の治療法と適切な自己管理により、重症喘息患者さんでも高齢まで健康な生活を送ることは十分に可能です。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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