大人が気管支喘息になった場合、熱が出ることはありますか?
喘息自体で熱は出ませんが、感染症併発で熱が出ることがあります。
大人の気管支喘息において、喘息そのものが直接の原因で高熱が出ることは通常ありません。喘息は主に気道の炎症や狭窄による呼吸困難、咳、喘鳴(ゼーゼー音)などの症状を引き起こします。
一方で、喘息を持つ人が感染症(例えば、風邪やインフルエンザ、肺炎など)にかかると、気道の炎症が悪化し、喘息症状がひどくなるだけでなく、高熱が出ることがあります。
そのため、喘息患者さんが発熱した場合は、感染症の合併を考慮し、医師の診察を受けることが推奨されます。特に、発熱とともに呼吸困難が悪化する場合は、早急な対応が必要です。
気管支喘息の治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのも良いでしょう。
公開日:
最終更新日:
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
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