プロカテロール塩酸塩（メプチンエアーⓇ）は販売中止になりましたか？

大塚製薬が製造販売していた「メプチン顆粒0.01％」は販売中止となり、2023年3月末をもって処方できなくなりました。（代替薬としてドライシロップ製剤が現在も販売中）
「メプチンエアーⓇ」は2010年11月以来、現在も大塚製薬によって製造販売されています（2024年5月現在）。 

同じプロカテロール塩酸塩水和物の吸入剤として、1987年に「メプチンエアー」が発売されていましたが、添加物として特定フロンが含まれていたため販売中止となりました。その後、代替フロンを噴射剤としたものが開発され、2009年7月に承認を得て、現在の「メプチンエアーⓇ10μg吸入100回」が発売となっています。

なお、その他にも

• 1回噴霧あたりの薬剤量が異なる「メプチンキッドエアーⓇ」
• 吸入器・剤型の異なる「メプチンⓇスイングヘラーⓇ」
• ネブライザーで使用する「メプチンⓇ吸入液」

など、いくつかの製剤が販売されています。